セカンドパートナーと不倫の違いを法的・心理的に整理する

テレビや雑誌で「セカンドパートナー」という言葉を見かけるようになりました。

配偶者以外に心の拠り所となるパートナーを持つことで、むしろ夫婦関係が安定するという主張もあります。実際にカドルやヒールメイトといった既婚者マッチングアプリが急成長しているのは、この需要が確実に存在する証拠です。

ただ、「セカンドパートナー」と「不倫」は何が違うのか。ここを整理しておかないと、自分の行動の位置づけが曖昧なまま進んでしまいます。

法的には区別がない

結論から言うと、日本の法律上「セカンドパートナー」という概念は存在しません。

民法上の不貞行為とは「配偶者以外の異性と肉体関係を持つこと」であり、精神的な繋がりだけであれば不貞行為には該当しません。ただし、肉体関係が一度でもあれば、それが「セカンドパートナー」と呼ばれようが「愛人」と呼ばれようが、法的には不貞行為です。

つまり、セカンドパートナーという言葉は法的な区別ではなく、当事者の心理的な位置づけの違いでしかありません。

心理的な違いはある

法的な区別がなくても、心理的な違いは確かに存在します。

従来の「不倫」は、配偶者を裏切っているという罪悪感と背徳感が前提にあります。隠れて会い、嘘をつき、バレないように細心の注意を払う。

一方、「セカンドパートナー」という概念は、「夫婦関係を壊すものではなく補完するもの」という前提に立っています。配偶者への愛情は維持しつつ、配偶者では満たされない部分(性的な欲求、精神的な刺激、自分を異性として見てもらえる喜び)を別のパートナーで補う。

この心理的な区別が、既婚者マッチングアプリの急成長を支えています。「不倫をしている」と思うと罪悪感で押しつぶされますが、「セカンドパートナーを持っている」と思えば、少しだけ心理的なハードルが下がる。

注意すべきこと

心理的な区別がどうであれ、法的なリスクは変わりません。

配偶者にバレれば、慰謝料請求の対象になります。一般的な相場は50万〜300万円。離婚に至った場合はさらに増額する可能性があります。

また、セカンドパートナーとの関係が深まりすぎて、家庭よりもそちらを優先するようになると、本末転倒です。あくまで「補完」であり「代替」ではない。この線引きを常に意識しておく必要があります。

私のスタンス

私自身は、セカンドパートナーという言葉よりも「愛人」という言葉を使っています。

セカンドパートナーという言葉は、聞こえは良いですが、実態をオブラートに包んでいるだけです。やっていることは同じ。であれば、正直に「愛人を探している」と認めた方が、自分自身に対して誠実だと思っています。

言葉の選び方で自分を誤魔化さない。これも48歳の既婚男性としてのけじめです。